2008年度 社団法人桐生青年会議所

第52代 理事長  朝倉 剛太郎

T.はじめに

 この度、多くの会員諸兄の励ましにより、2008年度社団法人桐生青年会議所の理事長に立候補することを決意いたしました。立候補にあたりここに所信を述べさせていただきます。

 1956年に「青年は力である」に始まる設立趣意書の下、()桐生青年会議所はこれまで51年もの長きにわたり、地域社会の経済・文化の向上に貢献し、まちづくり活動に邁進し、また全国各地で活躍する同士と連携して明るい豊かな社会の実現に向けてあらゆる努力を続けてまいりました。それが、我々()桐生青年会議所の輝かしい歴史と伝統となって受け継がれています。

 一方、現在の私たちを取り巻く環境は、スピードを上げて激変し、混迷の様相をますます深めていると言わざるを得ない現実があります。経済的には、戦後最長の好景気となり、大手企業の多くが過去最高益を記録する中、中小企業や一般市民はそれを全く実感できない現代社会。豊かな精神性と倫理道徳心や価値観に代表される、我々日本人の誇るべき「日本人の(こころ)」は極度の個人主義の横行により荒廃が進み、それが数々の社会問題となり、紙面を埋め尽くしている現代社会。そんな時代だからこそ、社会変革者としての我々青年会議所の存在価値が高まり、益々世間から必要とされてきているのではないでしょうか。我々は、その期待に応えられる唯一無二の団体として、臆することなく、厳しい現実を乗り越えて、英知と勇気と情熱を持って「明るい豊かな社会」の実現に向け、全力で運動を展開していく必要があると考えます。言い換えれば、JAYCEEは蒼い理想の御旗を掲げ、混迷する世の中を変革する平成の志士として、社会を憂い、一心不乱に変革を実践していく志士団でなければなりません。そして、メンバーの皆様の賛同と協力を得て2008年度の運動展開をすることができ、先輩各位の築き上げてきてくれた歴史と伝統にたとえささやかでも新たな1ページを加えて行くこととなれば、これに優る喜びはありません。

U.基本的な考え

(1)真に必要とされ、頼られるJCとなろう

 激変を続け混迷を深める環境下において、きりゅうの経済・文化の向上を行っていくためには、変化に対応したスピードと柔軟性、そして何より、我々の考えるきりゅうの経済・文化・市民意識あり方、精神性や教育のあり方を、市民に広く訴えて、共感していただき、社会変革の渦を捲き起こしていくことが不可欠です。例え、いかに素晴らしい考えや活動を行っても、それがJC内部完結に留まり、或いは市民の賛同をいただけなければ、我々の使命である社会変革の実現は不可能です。従って、市民に真に必要とされる事業を行うと共に、より公益性を高め、高度化したあらゆる情報伝達手段を駆使してPRし、運動を周知させていくことが必要となります。そして、共感した市民やさまざまな市民団体との連携を深め、地域のネットワーク構築による活動強化を図り、手を取り合いながら、きりゅうのまちづくりを実践していきましょう。

(2)力強いJAYCEEとしての資質向上を図ろう

 青年経済人である我々を取り巻く環境は、現在、非常に厳しい状態が続いており、仕事とJCの両立、家庭とJCの両立はますます厳しいというのが実態であると思います。

勿論、仕事があってのJC、家庭があってのJCですが、本当に「自分には出来ない」のでしょうか?それとも、目の前にある壁を見て萎縮し、出来ない理由を探していないでしょうか?その壁とは実は、自分の心の中にある壁ではないでしょうか?まずは、気持ちを前向きに切り替え、出来たときの達成感、味わった苦労と経験をJC活動だけに留まらず、仕事や家庭にも活かすことができたときの成果、そして何より、苦労を乗り越えたときに一回り大きくなった自分を想像してみてください。ないと思った時間はきっとつくることはできますし、苦労している自分を応援してくれる仲間もきっといるはずです。

 そして、市民のリーダーとして青年会議所運動を行っていくためには、そのバックボーンを培うために、自己研鑽に励み、自身をスキルアップして、真の力強さを身につけることが必要不可欠となります。さまざまな研修や事業を通じて自己の資質の向上につとめ、リーダーシップを身につけていきましょう。自己研鑽による「自分磨き」はきっと自信に満ちた力となり、JC活動だけではなく、仕事や家庭にも活かすことができるはずです。

(3)共に活動する仲間を増やそう

 我々がこれからも先輩各位が築き上げてきてくれた歴史と伝統を継承し、地域社会発展のために活動をしていくためには、素晴らしい事業を行うことと自己研鑽が必要と申し上げてきましたが、一方で団体として、組織の活力源となる会員の人数を増やすことを避けては通れません。我々と想いを共にする、潜在的な仲間を見つけ出し、共に活動を進めていく仲間を増やしていくことなしに、我々の目指す社会変革の実現はないと考えます。確かに少子高齢化が進み、事業所数が減少するなど会員拡大が厳しい現実はあります。しかしながら情熱に燃えた平成の志士に魅力を感じ、蒼い理想を現実の形にしようとするJCの事業に共感し、声をかけられるのを待っている有望な人材はまだまだたくさんいるはずです。是非我々メンバー全員で発掘し、推薦人となって会員拡大を実践していきましょう。

V.おわりに

 これからも、我々()桐生青年会議所の活動が市民に認められ、その歴史と伝統を発展的に継承していくため必要なことは、「変えなくてはならないことと変えてはいけないこと」があります。すなわち、時代や環境等の変化に対応し、果敢に新たな挑戦をしてより公益性を高めていかなければ、社会変革者としての青年会議所の目的を果たすことは出来ませんし、青年会議所のコンセプトをしっかり守っていかなくては、何でもありの背骨の無い団体に凋落してしまいます。何を変えて何を守るかについては、皆様の協力のもと、議論を尽くして一つ一つ解決していきたいと考えます。そして、()桐生青年会議所の存在価値を高め、市民に必要とされる団体であり続けるために、理事長として渾身の力を込めて精一杯努力していくことをここに誓い、私の所信と致します。